• 安全環境Staff Letter 【第30回】建設施工の省力化(情報化施工)

    2016.05.30カテゴリー:その他(Letter)

    これから先の日本は人口減少が進み、建設業界を担う働き手も加速度的に不足してゆくと考えられています。
    当社も都内を含め、全国の工業高校から新卒採用の活動を進めていますが、年を追うごとに生徒は減少し、建築科という学科すら消滅してゆく状況を目の当たりにします。
    そんな中、労働力を外国人に頼り確保している現状も続いていますが、ゼネコン各社では躯体の工場生産などで現場での作業を根本的に削減して作業効率を向上させる為の工業化策もどんどん進んでいます、労働力不足を前提として現場の生産性を向上するための最適化策が思案のしどころとなっているようです。各社とも2020年がピークとされる東京都心の建設需要には、少数精鋭の体制で山を乗り越えようと取り組んでいるといったところでしょうか。

    国土交通省も推進する情報化施工もそのひとつ、施工管理業務の「ICT化」は、現場の作業調整システムから、安全書類のデータベース化、検査業務のシステムデバイス化など、システム化の遅れる建設業界でも、今では最優先課題として取り組まれています。
    朝礼システムや、新規入場者教育のシステム化など、以前に増して当社への問い合わせや業務依頼が来ているのがその証拠、業務システムのアプリケーション開発も依頼が増えています。

    自社開発のシステムの検討・・、既存業務システム導入検討・・、そんなとき一番の問題としてぶつかるのが、労務管理と安全管理の両立、労務管理に集中するばかりに安全意識がおろそかになるなど課題は山積。
    互いの思いをどこまですり合わせる事ができるか、部署間のコミニケーション力も問われるところです。

    アクトエンジニアリング:安全環境事業部

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